西澤設備工業株式会社 様
西澤設備工業様とのご縁
〜CKマシン導入から新球場へのプレシール継手ご採用までの歴史〜
【インタビュー】
西澤設備工業株式会社 代表取締役 西澤正人 様
【インタビュアー】
シーケー金属株式会社 フレア配管部 山口勝
シーケー金属株式会社 北海道営業所 坂井俊昭
北海道札幌市に本社・工場を構える西澤設備工業株式会社様は、2016年の創業から、溶接工事・配管工事・フレア加工・バーリング加工・グルービング加工を用いた加工管製作を主体に事業を展開される設備工事会社様です。
特に、ビル・工場・病院・マンションなどの大型物件における給水・給湯管や温水管・蒸気管工事を得意とされており、充実の設備を備えた工場での加工技術と卓越した作業品質を強みにされておられます。
西澤設備工業株式会社様と当社の関係は、フレアマシンをご採用いただいたことから始まり、いまではプレシール継手や、その他製品群まで幅広くご愛顧をいただいております。今回は、代表取締役である西澤社長にお話しを伺い、フレアマシンやプレシール継手をご採用いただいた経緯と、製品の感想をお伺いしました。
1.当社製品との出会いについて
坂井（CK）：西澤設備工業様と当社の出会いはどのようなものでしたか？
西澤社長：シーケー金属との出会いは、2014年頃フレアマシン導入を検討し、当時のフレア配管部の営業員が、当社に訪ねてきたことがきっかけです。
当時の工場には、フレアマシンを設置するスペースがなく、シーケー金属の営業員もとても困っていたと認識しています。でも、「絶対導入してやるぞ」と決め、決意の会社移転を行い、2018年頃に念願のフレアマシン200型を導入しました。
坂井（CK）：フレアマシンの導入、誠にありがとうございます。いまでは、マシンに限らず、当社のプレシール継手もご採用いただいておりますが、採用の経緯を教えてください。
西澤社長：プレシール継手は某物件で消火加工管を依頼された際に、プレシール白継手を指定されて採用したのが初めての使用になります。製品自体は、札幌の「配管フォーラム」で、フレア配管部の山口さんがプレシール継手の施工を実演されていたときに、一緒に施工させてもらったのでよく知っていました。
坂井（CK）：某物件とは、全国でも話題の北海道の新球場ですね。当社としても、話題の物件でご採用いただけたこと、本当に感謝しております。プレシール白継手を採用してみて、如何でしたか？
西澤社長：加工管用に採用しました。シール材を塗布しなくていいので、作業効率が上がりました。また、消耗材の使用量が減ったので、管理も大変楽になりました。施工の際にも、ねじ込みトルクが軽いため、作業性が向上しました。今後は、消火配管に限らず、空調配管など、ねじ込み継手があればプレシール白継手を使用していきたいと思っています。
2.パイプシェーバー導入について
坂井（CK）：2020年にパイプシェーバーを導入いただきました。導入の経緯と、導入後のメリットを教えてください。
西澤社長：「ものづくり補助金」制度を活用し、無事採択されたため、パイプシェーバーを導入しました。申請には、知り合いからコンサルタントを紹介してもらい、共同で手続きを行いました。当社は「TIG溶接」加工を主体にしており、加工管の品質を高めるためには、溶接時に亜鉛を巻き込まないよう加工を行うことが必須でした。これまでは、溶接前に「めっき除去作業」を手作業で行っていましたが、時間がかかり、大変手間がかかる作業でした。
今回、パイプシェーバーを導入できたことで、半自動化に成功しました。それ以外にもパイプシェーバーは溶接前にめっき除去を行ってくれるので、溶接時の亜鉛ヒュームが出ず、作業者の作業環境が改善されるので、この点も導入の後押しになりました。
3.シーケー金属に今後期待すること
坂井（CK）：本日は貴重なお話を聞かせていただき、誠にありがとうございます。最後に、今後シーケー金属に期待することを教えてください。
西澤社長：当社は「補助金制度」に再挑戦し、フレアマシン400型も導入しました。これにより、STPG管でのフレア加工において、10Kフランジ寸法だけではなく、20K寸法での加工にも対応できるようになりました。その他に、パイプコースターを導入することでヘッダー・Y管・えび管などの特殊切断加工にも対応することで、加工事業において、優位性を持つことができたと思っております。
西澤設備工業は、今後も新しい技術・新しいマシン・新しい継手を取り入れていきたいと考えており、シーケー金属さんには、会社のキャッチコピーである“世界初が好きなんです”を継続して新しい物をどんどん提案して欲しいと思っています。
坂井（CK）：ありがとうございました。今後も社長の期待に応え、期待を超えられるよう精進してまいります。
【企業情報】
社名：西澤設備工業株式会社
所在地：〒001-0923 北海道札幌市北区新川3条20-1-23
電話番号：011-788-4526 FAX：011-788-4536
