武田機工株式会社 様 いきなり溶接サドル「つるぴか君」ご採用までの経緯とその歴史に迫る
※写真右から、山本取締役部長様、大島様、杉浦工長様、雅木様。左端が当社名古屋支店長の海下。
【インタビュー】
武田機工株式会社 取締役 総務部長 山本真平様
【インタビュアー】
シーケー金属株式会社 名古屋支長 海下晃郎
シーケー金属株式会社 名古屋支店 福島幹基
武田機工株式会社様は、昭和27年に愛知県岡崎市で創業されました。
愛知県三河地区を中心に、設備工事部様では衛生設備工事、消防設備工事、浄化設備工事、空調設備工事、電気設備工事、土木工事、プラント設備の設計・施工を営まれ、商事部様では配管材料、住宅設備機器の販売及び加工管の製造販売をされております。
取引先にはトヨタ自動車株式会社、株式会社デンソー、株式会社アイシン、株式会社ジェイテクト、他トヨタグループの有力企業各社があり、愛知県、岡崎市、豊田市などの官庁工事も手掛けておられます。
トヨタ自動車様の品質管理優秀賞を受賞しており、高い信用と技術力をお持ちの会社です。
今回は武田機工・山本取締役様に、溶接作業時における試行錯誤の歴史と、いきなり溶接サドル「つるぴか君」のご採用による効果についてお伺いしました。
1.サドル専用溶接ロボット導入での試行錯誤
山本取締役:10年程前、当社・加工工場にサドル専用溶接ロボットを導入し、CKむえんサドルを溶接していましたが、サドル座面のクリアランスに多少のバラツキがあることでロボットに上手くティーチングができず課題になっていました。
海下(CK):当時はクリアランスを0.5㎜以内にしてほしいとご要望を受け、どうやってご協力すべきかと困っていたことを記憶しています。
山本取締役:初代の溶接ロボットでは何度もマシンメーカーと打ち合わせを行いましたが、溶接不良が多く大変苦労していました。海下支店長にサドルのクリアランスについてご相談したのは、そのためでした。
2.新発売のいきなり溶接サドル「つるぴか君」を採用したことによる作業効率の変化
海下(CK):改良したいきなり溶接サドル「つるぴか君」をご採用いただき、変化はありましたか?
山本取締役:溶接ロボットを新しくしたこともありますが、つるぴか君は溶接部を全面切削加工してあるので、形状寸法の個体差が少なくロボット溶接のティーチングがしやすくなりました。また、全周隅肉溶接が可能になったことで作業効率も上がったと思います。その他には、裏面もメッキが除去されているのでブローホールの抑制に効果がありますね。
海下(CK):山本取締役様のお困りごとを解決に繋げることができ、安心しました。
3.いきなり溶接サドル「つるぴか君」採用による作業環境の変化について
海下(CK):いきなり溶接サドル「つるぴか君」をご採用いただき、作業環境は変化しましたか?
山本取締役:つるぴか君は溶接部のめっきが完全に除去してあるので、亜鉛ヒュームの発生が抑制され、作業環境が改善されました。作業者も安心して仕事に取り組めるようになったと思います。
4.シーケー金属に今後期待すること
海下(CK):貴重なお話しをお聞かせいただきありがとうございます。今後のシーケー金属に期待されることはありますか?
山本取締役:自社工場でのプレハブ加工は、多数の自動加工機により一貫生産を行うことで高品質を確保しています。つるぴか君以外にも、プレシール継手やフレアマシンⅢも導入していますが、更に品質の向上、生産性を向上できる製品の開発を期待しています。
海下(CK):今後とも貴重なご意見をお聞かせください。本日はありがとうございました。
【企業情報】
社名:武田機工株式会社
設立:昭和27年3月10日
所在地:本社 愛知県岡崎市欠町金谷3番地1
電話番号:0564-26-5130 FAX:0564-26-5128
ホームページ:http://www.takeda-k.jp